SEがかかるHow病

こんにちは

SEとして仕事をやっていて、
最近、リーダーにWHATを聞いているのに、返ってくる答えはHOWばかり。
WHATを明確にしてくれと言ったら、
それはユーザーやマネジメントがやることだと言われた。
何とも言えない違和感を感じた。釈然としない疑問がわいてきた。

以下の記事を読んでいて、そうそう、と思った。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070320/121319/

野々村さんをはじめ企業の人事担当者たちが漠然と感じているのが「最近の企業研修がスキル習得に偏り過ぎてないだろうか?」ということ。

問題解決の技術においては、スキルと呼ばれているのは、たいてい解決の方を指していて、問題を見つけたり明らかにすることではない。スキルを身につけることは、解決策を考えることだ。ところが、ユーザーにとってみれば、問題自体が見つかっていなかったり明らかになっていないことがある。その状態でいくら解決策を考えたところで解決に結びつかないのは当然だ。

本当の意味での自主・自立というのは専門知識やスキル、つまり『HOW』を身につけるだけではムリなんです。やはり『WHAT』を明確にできるようになること。リーダーシップの出発点は、何をしたらいいかを明確にする力です。自分たちはどうありたいのか、その達成のために何をすべきか、を自分で考えて部下にきちんと伝えていくことが、リーダーの一番大切な役割です。人や組織が動く方向や動機を与えるものです。WHATは経営者だけがつくるもの、現場の自分たちは運営のスキル、HOWを身につけていればいいという意識では、管理職は務まらないですね

ところで、どのようにWHATをつくる力を身につけさせているのですか? あ、やり方を聞いてしまいました。HOW病かなあ

現場であろうが、リーダーは、部下にWHATを明確にせねばならない。自分は現場だからとHOWばかりを考えたり重要視していると、リーダーシップは取れない。
リーダーがWHATが分かっていないのに、WHATを明確にしようとせず、HOWにばかり熱心だと部下は混乱してしまう。部下が知りたいのはHOWではなくWHATなのだが、HOWの話ばかりになる。これでは立ちゆかない。
こういったねじれ現象を防ぐためには、WHATを作る力を身につけることだ。
じゃあHOWはどうでもいいのかということではない。経営者だってユーザにとってのHOWを考えているのだから。HOWとWHATは同じくらい重要。バランスが大事である。
リーダーとはミニ経営者なのだ。自分がミニ経営者だと思えば、自分がWHATを明確にしなければならないことに気づくだろう。

では