サンシャイン牧場

こんにちは

ここ最近、アプリが始まったmixiだが、そのアプリの中でもサンシャイン牧場が大人気。俺は友達に誘われてやり始めたが、なかなか面白い。いわゆる牧場ゲームというやつで、作物を育てて売って、お金を得て、それでまた種や肥料を買ったりアイテムを買ったりしながら自分の農園や牧場を発展させ運営していく。

作物を植えたり水をあげたり虫を退治したり肥料をまいたり・・・とわりと手間がかかり、遊びというよりなんかまるで仕事をしているみたいなんだが、なぜか不思議とついつい気になってやってしまう。普段ゲームはほとんどしない俺ですらやってしまうのだから、ゲーム好きにはたまらないだろう。人間というのは、こういう面倒をみたり世話したりするのが好きな生き物なのだろうか、と思ってしまった。

このアプリの素晴らしいところは、自分の仲間の農園に行って、邪魔してみたり面倒みたり作物をもらったりして競い合ったり助け合ったりと出来る。新たにメンバーを招くとアイテムやコインが手に入る。そういった助け合いと競争のゲームシステムが良くできていて、200万人ものユーザーを獲得したのだろう。

先日ついにKコインなるものが出てきた。Kコインとは何だ?調べてみたら、実際にお金を払わないと手に入れられないコインなのだと分かった。無料で得たコインとは違うのだ。Kコインがないと買えないアイテムや肥料があり、なるほど、ついに一部有料になったのか。今まで無料で遊べた部分はこれからも無料で遊べるものの、アイテムが欲しければ、有料というわけだ。ゲームで遊べるものの、もっと早く、もっと自分独自の自分の農園を発展させたければ、お金を少し払うというもの。ゲームそのものを有料化するのではなく、アイテムの一部を有料化する。なるほど。課金システムも絶妙だ。

広告も出ないこのゲームの制作費はいったい何で回収するのかと疑問だったのでようやく納得できた。こういう面白いゲームのアイデアが、mixiといったユーザー数の多いプラットフォームの上で成功し、無料でのスタートからユーザーを集め、有料化に結びつけるというモデルがうまくいけば、次々と面白いmixiアプリが出てくるかもしれない。

同アプリの掲示板を見ると、有料化は賛否両論のようだ。突然、何の前触れもなく有料化したのがまずかったのだろう。アプリは多数のユーザーに浸透すると、ソーシャルアプリケーションとなり、人と人とのコミュニケーションの土台となっていく。アプリが無料で提供されていようが、その中で作られたコインや成果物はユーザーの成果に他ならない。時間と手間とエネルギーを注いで手にれた成果は、それはお金に換算できないかもしれないがユーザーの資産なのだ。インフラが無料であっても、成果は無料でないのだ。サービスする側から見れば、それらデータやパラメータに過ぎないだろうが、ユーザにとっては成果であり大事なものなのだ。それが有料化によってユーザーの資産が脅かさかねないのだから、有料化が批判されてしまうのも分からないでもない。やめればいい、と簡単に済む話でないのだ。そのデータが仮に持ち運び出来るのであれば、ユーザーはそれを運ぶだろう。だがそれは出来ないのだ。やめれば全てを失ってしまう。それまでに掛けた時間やエネルギーは無くなってしまう。

今後は、ユーザーの意見もちゃんと聞いてユーザー数を減らさないように努力しなければいけないだろう。こういった、人を楽しませてくれるアプリが次々出てきてくれるためにも、一番人気のこのアプリの有料化がうまく進んで収益的に成功するといいと思う。

ではまた