セカイカメラはいいよ

こんにちは

最近、ARが熱い。AR自体の概念は、それこそ昔からあった。だが、これほど身近な存在として世の中に出てきたのは、私が知る限り初めてだ。セカイカメラというアプリによって、iPhoneというこれほど普及したデバイスでそれが実現されるというのは、不思議な気持ちだ。iPhoneというデバイスを作ったのはAppleだから、アップル自体にARのコンセプトがあったからこそ実現しているだろうが、こういうことをいち早く実現させたセカイカメラの開発者の方は何より素晴らしい。

セカイカメラの世界観--Air Tagging The RealWorld - CNET Japan
http://ascii.jp/elem/000/000/462/462191/
頓智・CEOに学ぶ「セカイカメラ」の秘密とコツ10 | トブ iPhone
http://ascii.jp/elem/000/000/213/213974/

ロエベの話を見る限りでは、セカイカメラは位置情報だけを見ているようだ。要するに、三次元GPSとの情報のマッシュアップというシンプルなものらしい。発想としては、グーグルマップのの三次元版だろう。形状を見ているわけではなく、位置に依存した情報なので位置なので位置依存の情報になる。ロエベの場合は、服という動く物に対して情報を付けようとしたのだから、本来の目的とは少しずれてしまったのかもしれないが、クールなコンセプトのアピールとしては良かったのではと思う。不動産の物件の情報とか、歴史的建造物の情報とか、動かないものに対して情報をマッシュアップするのが本来の使い方なのだろう。

動かないものと動くもののうち、動かないものだけにしかタグは付けられないから、世の中のものと全て結びつけられるわけではない。とはいえ、動かないものに情報を付加するなんて面白いじゃないか。どれほどの可能性があるか、想像しきれない。使っていくうちにいろんな使い方が出てくるだろうし、どんどん課題も出てくるだろうから、それをどんどん解決していけばとても良い物になりそうだ。

セカイカメラは、Google EarthGoogle Street Viewに続く、衝撃的な存在感を感じる。私は、iPod Touchを持っているので、iPhoneはしばらく買わなくていいと思っていたが、急にiPhone 3Gsがほしくなった。ぜひともiPhoneセカイカメラ共々を応援したい。

ではまた