iTunes 8は、iTunes Store ビジネス 2.0

こんにちは

iTunes Storeのmini storeについて、今までは、どの商品とどの商品が同時に購入されやすいという関連性(バスケット分析)に基づいて売っていたと考えられる。

だが、CDを買ってそれをiTunesを取り込んだりと、storeを活用しないユーザもまだまだ多いと思う。
お気に入りのアーティストがStoreで扱っていないとか、取り扱うアーティストが少ないとか、データだけでなくジャケットも欲しいのでCDを買うとか。それら潜在的なユーザも着手しはじめたようだ。

Genius機能で提供された情報なら、マーケティング情報でCD中心のユーザの情報もカバーできる。iTunes Storeだけでなく、CDやその他mp3販売サイトなどで取得した豊富なライブラリの情報も活用して、より深くマーケティングして曲を売り込んでいこうという試みだと思われる。Storeの商品をより的確な売り込みを行うことが出来るだけでなく、iTunesでまだ取り扱っていないがこれから売り込めそうな潜在的なアーティストの発掘などを行うことだってできる。

単なるDJ機能を追加しましたということではなくマーケティングを強化した音楽の販売ビジネスの次のステップだと思う。iTunes Storeは、単なるオンラインの曲の最大の販売サイトだけでなく、最大の音楽ビジネスにおけるマーケティング情報を持つことにもなる。
やるじゃんApple

もちろん、Genius機能を使うかどうかはユーザが選択できるので、情報提供はしないという選択肢もある。だが、Geniusのプレイリストの機能はなかなか良く出来ていて使わないのはもったいない。

ではまた