今、高校2年生のあなたへ

フラット化する社会という本を読んでみたことがありますか?。
グローバル化は加速する一方でもはや誰にも止められません。
先進国の専売特許としてきた知的労働すらグローバル化が始まっています。

今、企業が社内で社員に求めている人材というのは、変化に対応できる人です。
日本独自の文化を大事にするのはよいことで、
国語数学を一生懸命勉強されるのは、いいことだと思いますが、
英語が話せなかったりコンピュータリテラシーがない人たちが、
この急激な世の中の変化に対応できず、職を失っています。
これは、日本国内という意味ではなく、世界的にです。
国語や数学はどうでもいいという意味ではありません。
今以上にしっかりした国語や数学力に加えて、語学力や
コンピュータリテラシーが必要なのです。

今は、高2ですから、大学に行くなら就職するまであと5年あります。
5年後には、さらにグローバル化が進んでしまいます。

今でも、就職すると、コンピュータリテラシーや語学力が必要となりますが、
5年後ともなると、企業はコンピュータリテラシーや英語力をつけるための
コストをかけてはくれないでしょう。
就職するまでに身につけておかないと就職すら難しいかもしれません。

なぜなら、語学力がありコンピュータリテラシーに優れており
かつコストの安い労働力が、インドや中国など世界中にあるのですから。
インドでは、語学力が優れてITに優れた人材が毎年すごい勢いで生まれています。
その結果、実際に、ITの多くの仕事がそちらに流れています。
彼らは日本語はさほど得意ではないけど、今は仕事をする上で、
日本語がどうとかあまり問題ではないのです。

就職活動するまでには少し時間があります。
今ならまだ間に合います。
コンピュータリテラシーや英語はどうでもいいなんて思わず、
将来の自分のためだと思ってがんばってください。