今の若者には夢がない!?

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今の若者はなぜ中途半端なもので満足するのか? -50代男性です。趣味- 流行・カルチャー | 教えて!goo

車、カメラ、音楽鑑賞、服装、靴、結婚式ですが、
私は車は持ちません。カメラは、デジカメを持ってますがわりと安いものです。音楽はiPod(mp3のレベルで十分)、服装はZaraやGap、GrobalWork、United Allowsなどを着ますが有名海外ブランドは着ません。靴も普通でわりとリーズナブル。結婚式や新婚旅行は普通にお金をかけましたよ。

私は、車、カメラ、音楽鑑賞、服装、靴といったものに必要以上にお金をかけることが、夢とは思えません。そういうのは物が無い時代に育った世代の人の夢であって、若い人の夢ではありません。若い人は、買い与えられたものや親が購入した幼いときから物にかこまれていて、そういうのにいささか飽きているのです。ましてや手に入れようと努力はしないでしょう。目が肥えているというか。そのものの価値に見合う分しかお金を使わない。mp3が音質がそんなに良くないことは十分分かっているでしょうが、プレイヤーであるiPodは音質悪いし、イヤホンも安物なので、mp3の音質の悪さ自体にはさほど気にならない。しかも、音質の違いにこだわるほど一つの曲をそんなに聴かないから、払うお金と聞く回数とそこから得られる満足度が見合っているので十分なんですよね。カメラだって写っていれば十分。どうせ写っているものを人にあげるときだって、メールかブログに載せるだけ。画質をこだわるほど1つ1つの写真が大事なわけではないし、画質そのものより、記念にその瞬間を撮ったので撮ったらすぐにどこかに掲載したり共有したいしてみんなで楽しむということ自体を重要視しているのです。

若い人はお金を使わずに何をしているかというと、貯金をしているのです。将来に不安があるからという理由はあるでしょうが、実際のところ、有効な使い道が見つからないからとりあえず貯めておくという考え方だと思います。がむしゃらに働いて浪費するより、適当にまったり働いて残業せず早く帰ってのんびりしたいのです。休みの日ものんびり。無駄遣いを好まないんだと思います。貯めておく分には良いことだし、無駄遣いしない分だけ将来あくせく働かずに済みますからね。

若い人は物にはあまり執着してないし、お金自体にも執着しているように見えません。物を手に入れることやお金を使うことが夢にならないんです。だから、車はレンタカーでよいし、音楽もmp3やiPodでいいわけです。50代の人にとっては不思議に思えるでしょうが、若い人から見れば50代の人は不思議に思えるのだと思います。私はその若者たちの考え方の方がまともだと思います。私は、車はいりません。必要なときはレンタカーで良いと思っています。駅の近くに住んでいるから車はいらないし、鉄道が発達しているので行きたい場所はどこにでもいけるし、スーパーもお店も徒歩で行ける場所に住んでいるんです。家も買わなくてもいいです。賃貸で十分です。借金を抱えたくないし、住みたい場所は年齢によってころころ変わりますし。

夢があろうが無かろうが、若い人は自分の親の世代のやっていることを見てきて、同じことはしない、と思うにいたったのは興味深いところです。親の世代は若い人がより物欲やお金へ執着がエスカレートしているように想像するのとは逆のベクトルに進んでいるからです。親の世代が車、カメラ、音楽鑑賞、服装、靴にお金をかけることが重要だとか意味のあることだと思ってやっていても、子どもはさほど興味がわかなかったということです。要するに、それらはあまり意味がないなぁ、ということだと私は思います。

まとめると、要するに若い人は、物を買うこと自体からサービスを受ける、という方向にシフトしているわけです。物を買うというのは、どかんと一度に出費をする投資で無駄が多い。それよりも、前払い0で、従量課金的に、使った分すなち利益を享受した分だけ支払っていくという、サービス指向にシフトしているわけですね。だから、携帯電話も、最初にどかんと端末代金を払うのは好まない、月々使用分だけ割賦で払うスタイルを好むわけです。曲も1曲ずつ聴きたい物だけを聴く。同じアーティストのアルバムの曲を買っていった結果、結果的にCDを買った方が安かったとしても、曲を1曲ずつ買う方を好むわけです。レンタカーは割高なので、利用回数が多ければ車を買った方が安かったとしても、レンタカーで使った分だけ払う方法を好むわけです。

若い人が購買意欲がなくなったことで将来的にも消費が落ち込み経済が低迷してしまうのであれば、日本の経済の観点から少し問題ではあります。ただ、若い人に購買意欲を持たせようとがんばっても効果はないと思いますよ。若い人をターゲットにするなら、物を売るということから、サービスを提供して従量課金的に代価を得るという方向にシフトしていかないと今の若い人からは好まれまないと私は思います。

ではまた